第57回 情報科学若手の会 参加者の受付を開始しました

第57回 情報科学若手の会 参加者・発表者の受付を開始しました【2024/08/31 受付終了しました】

情報科学若手の会とは

情報科学若手の会とは、情報科学に携わる学生、若手研究者、社会人のディスカッションと交流の会です(昨年の開催報告)。 幅広い分野から参加者を募り、互いの交流を深めることで新たな発想が生まれることを目指しています。 インフォーマルな雰囲気ですので、これから研究を始めるという方も是非ご参加下さい。

51th


開催概要

開催日程

2024年9月14日(土)〜 16日(月・祝)(2泊3日の合宿形式)

14日は14時集合(13時30分受付開始)、16日は12時解散を予定しています。

土日のみ、あるいは日曜のみの参加なども可能です。参加申込みの際に併せてご連絡ください。

場所

軽井沢研修所(長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉大日向5607)リンク

宿泊は男女別の相部屋となります。建物内は禁煙です。

参加費(食費・宿泊費込)

  • 学生: 5,000円(税込)
  • 社会人: 20,000円(税込)

(1) 複数の参加区分に該当する方は、該当する区分のうち、いずれか金額の高い方を適用させていただきます。

(2) 一部の日程のみ参加される場合でも参加費の減額はありません。

交通費補助

  • 学生/社会人1年目には交通費の一部補助を実施しております。
  • 予算状況により、一般/ショート発表に採択された学生、学生、社会人1年目の優先順位となります。
  • 他(所属組織等)から補助を受けていない方に限ります。

参加費の支払い・キャンセル

参加費は事前にお支払いいただきます。 お支払い方法は、以下の2通りです。

  • クレジットカード払い
  • 銀行振込

クレジットカード払いの場合

  • 参加申し込みを受け付けたのち、支払い用のIDとパスワードを発行いたしますので、そちらで決済をお願いいたします。

銀行振込の場合

  • 参加申し込みを受け付けたのち、情報処理学会から以下の3つを郵送いたします。
    • 請求書
    • 郵便振替用紙
    • 送金連絡票
  • お送りした郵便振替用紙を使って振り込んだ場合、手数料は無料です。
    • それ以外の方法で振り込みをご希望の場合は、送金連絡票に必要事項を記入して、下記照会先にご連絡ください。
  • 海外にお住まいのご参加者様には、情報処理学会からメールにて支払いについてのご連絡をいたしますので、確認をよろしくお願いいたします。

照会先: 確定し次第、掲載いたします。

期限

振込期限・参加取消期限は、2024年9月13日(金)です。 参加申込み後やむを得ず参加を取り消される場合や、お支払いが遅れる見込みがある場合は、info [at] wakate.org まで連絡をお願いします。

※ 9月13日までに取消しの連絡が無い場合は、参加費の払い戻しはできません。
※ また、参加費を振り込まないことにより、自動的に参加取消しにはなりません。
※ 9月13日までに取消しの連絡が無い場合は、参加の有無にかかわらず参加費をお支払いいただく必要があります。

X(旧Twitter)のハッシュタグ

#wakate2024


招待講演

講演者

日本電信電話株式会社 ソフトウェアイノベーションセンタ
須田 瑛大 様

プロフィール

2014年 日本電信電話株式会社(NTT) 入社。以来、オープンソースソフトウェア(OSS)コミュニティ活動に従事。
Docker (Moby)、BuildKit、containerd、runc、OCI Runtime Spec 等、コンテナに関するものを中心に多数のOSSのコミッタを務める。
containerdサブプロジェクトであるnerdctlや、CNCFプロジェクトであるLimaなどの創設者でもある。
2023年 CNCF Top Committer。
共著書に「Docker/Kubernetes 開発・運用のためのセキュリティ実践ガイド」(2020年、マイナビ出版)。

題目

なぜオープンソースソフトウェアにコントリビュートすべきなのか

概要

現代の情報社会において、ほぼ全てのプロダクトやサービスは多数のオープンソースソフトウェア(OSS)に直接的ないし間接的に依存しています。 しかしながら、OSSを実際に誰がどのように開発・運営しているかには、あまり注意が向けられていないように思われます。 そうした点に注意を払わずにOSSに「ただ乗り」してもライセンスに反するわけではありませんが、 ユーザがただ乗りしてばかりでは、OSSの持続可能性は低下し、結局はユーザが損することとなります。 また、OSSの開発が鈍化すると、悪意を持ったコントリビュータにプロジェクトを乗っ取られ、マルウェアを仕込まれてしまう恐れもあります。 実際に、2024年3月にはxz(広く普及している圧縮ツール)にバックドアが仕込まれていたことが発覚しています。 セキュリティの観点からも、OSSに関与し、監視していくことは重要です。

本講演では、上記のような観点を中心に、なぜ企業や個人がOSSにコントリビュートしていくべきなのかをお話しします。 コンテナ関連各種OSSのコミッタとしての、自身の経験談もお話しします。

若手特別講演

講演者

Isovalent at Cisco
早川 侑太朗 様

プロフィール

2019年、慶應義塾大学政策メディア研究科修士課程卒業後、LINE株式会社 (現LINEヤフー株式会社) にて内製クラウド基盤のロードバランサ開発に携わる。2022年、Isovalentに転職し、コンテナネットワーク基盤Ciliumの開発に携わり、2023年よりCommiterとして活動。2024年にIsovalentがCiscoに買収され、現職。その他、GSoC’18採択、NSDI’21採択など。

題目

eBPFはネットワークソフトウェア開発の何を変えたか

概要

eBPFはLinuxカーネルの拡張を安全に実装するための技術です。ネットワーク、セキュリティ、オブザーバビリティなどの分野で活用されており、ここ数年、特にCloud Native Computing Foundation (CNCF) コミュニティを中心に盛り上がりを見せています。

自分はeBPFが広く使われる以前、自分がまだ大学生だった2017年ごろから研究、個人規模のOSS、社内クラウド基盤のロードバランサなど、大小様々な規模でeBPFを活用したネットワークソフトウェアの開発に携わってきました。そして、今ではIsovalentというeBPFを使った製品を売るベンダでCiliumというおそらく世界で一番eBPFを使い倒しているプロジェクトのCommitterとして働いています。

この発表では7年間eBPFという技術と向かいあった経験をもとにネットワークソフトウェア開発という文脈でeBPFが変えたもの、あるいは変えなかったものについて自分の経験をもとにお話しします。

ショート・一般発表

確定し次第、順次掲載します。


発表形式

一般発表、ショート発表

発表者の皆様の研究やご興味をお持ちの話題についてご発表いただくものです。ある分野や技術に関するチュートリアルのような発表も歓迎します。

  • 一般発表: 発表30分 + 質疑応答10分
  • ショート発表: 発表15分 + 質疑応答10分

参加者の皆様に何らかの体験をしていただくハンズオンを含む発表も歓迎します。発表時間など調整しますので、発表申し込みの際にその旨をご連絡ください。

ライトニングトーク

発表者の皆様に自由に短い時間(5分間)発表していただくものです。


参加・発表申込

2024/08/31 締め切りました

行動規範

すべての参加者は情報科学若手の会が定める 行動規範 を一読した上で、スムーズな進行にご協力ください。

個人情報の取扱について

本イベントでは、情報科学若手の会が定める プライバシーポリシー に従って、申し込みの際に頂いた情報を利用させていただきます。

主催

一般社団法人 情報処理学会 プログラミングシンポジウム委員会

連絡先

  • お問い合わせや発表申込など : info [at] wakate.org

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株式会社Preferred Networks 様 株式会社LegalOn Technologies 様 株式会社リクルート 様 さくらインターネット株式会社 様 トヨタ自動車株式会社 様 LINEヤフー株式会社 様

主催

一般社団法人 情報処理学会 プログラミングシンポジウム委員会

連絡先

  • 参加費の振込や参加申込の取消に関するお問い合わせ: wakate57 [at] ipsj.or.jp
  • お問い合わせや発表申込など : info [at] wakate.org

情報科学若手の会幹事

  • 久下 柾 (奈良先端科学技術大学院大学)
  • 石 立行 (グーグル合同会社)
  • 井上 紘太朗 (LINEヤフー株式会社)
  • 黄 英智 (株式会社ディー・エヌ・エー)
  • 武田 真之
  • 田中 京介
  • 多根 直輝 (LINEヤフー株式会社)
  • 松本 直樹 (京都大学大学院)
  • 三木 健太郎 (神戸大学)