第30回 情報科学若手の会 開催報告

目次

1. はじめに

2. BOF

2-1. BOF#1 「某専門学校での計算機教育の経験について」

 中村 嘉志氏 電気通信大学

2-2. BOF#2 「情報ネットワークの教育利用」

 田辺 則彦氏 慶應義塾湘南藤沢中高等部

2-3. BOF#3 「ネットワークを用いた学生とのコミュニケーション支援システム」

 西田 知博氏 大阪大学

2-4. BOF#4 「徳島大学における教育システムの研究・開発(日本語教育)」

 越智 洋司氏 徳島大学

2-5. BOF#5 「プログラムで表現することをどう教えるか? どの言語から入るべきか?」

2-5-1. 小中高生に対するコンピュータ教育

2-5-2. 大学生に対するコンピュータ教育

2-5-3. これからのコンピュータ教育に必要なもの

3. おわりに

1.はじめに

本年度若手の会は、1997 年 9 月 3 日 (水) より 5 日 (金) まで大学セミナーハウスにおいて、「計算機と教育」というテーマで、4人のプレゼンテータに話題を提供していただき、前年度に引続きディスカッション形式でセッションを進めました。

若手の会の意義を理解してくださり、御協力いただきました(50音順)

淺井 清(日本原子力研究所)様、 株式会社 アスキー 様 、 伊知地 宏(富士ゼロックス株式会社)様、 駒野目 裕久(池上通信機株式会社)様、 斎藤 隆文(NTT ヒューマンインターフェース研究所)様、 に感謝致します。有難うございました。

初日2人、二日目に2人のパネリストをお願いしてありましたが、最初のパネルディスカッションが予想以上に活発に行われており、座長はじめ、参加者の意向で、次の発表を翌日に延期したり、休憩は座長が、ディスカッションの様子をみながら適宜入れていくなど、若手の会ならではの、時間にとらわれない自由なディスカッションをすることができました。

ディスカッションは、3日に渡り5つのBOFにわけられました。 最後の日のまとめでは、2日目までのBOFの内容を踏まえて、参加者からリクエストされた内容をまとめて議題にしました。

以下に、タイムテーブルとBOFの内容をまとめます。

9/3(第1日目)

時間      内容

14:30       Registration

15:00 ~ 18:00  BOF#1          パネリスト:中村 嘉志(電気通信大学)         「某専門学校での計算機教育の経験について」

9/4(第2日目)

時間      内容

9:00 ~ 12:00   BOF#2          パネリスト:田辺 則彦(慶應義塾湘南藤沢中高等部)         「情報ネットワークの教育利用」

13:00 ~ 15:00  BOF#3          パネリスト:西田 知博(大阪大学)         「ネットワークを用いた学生とのコミュニケーション支援 システム」

15:30 ~ 18:00  BOF#4          パネリスト:越智 洋司(徳島大学)         「徳島大学における教育システムの研究・開発(日本語教育)」

9/5(第3日目)

時間      内容

9:00 ~ 11:30   BOF#5          まとめ         「プログラムで表現することをどう教えるか?」

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2.BOF

2-1. BOF#1

最初のBOF#1では、電気通信大学の中村 嘉志氏に、「某専門学校での計算機教育の経験について」という題で、中村氏自身が携わっておられたゲームクリエイタの育成の専門学校での計算機教育の経験をもとに、学生の授業への態度や、計算機教育の必要性などについてお話いただいた。

専門学校の学生への授業への態度にショックを受けたという内容で、たとえば、月曜日午前中や年明けの授業には来ない、悪い点を諭すと反発、授業での飲み食い、試験へのやる気のなさなどがある。学生側への授業への目的意識がないことや、英語を毛嫌いし、日本語もまともに通じないという問題点があげられた。このことから計算機教育の必要性があるかどうかについての疑問についてディスカッションを行った。

まず、大学生や専門学校生の場合には、学生に目的意識が薄いことがあげられた。先端技術の必要性から教え始める、つまり、トップダウン的に教えれば目的がはっきりして授業への態度が変わるのではないかということになった。すべてがトップダウン式で教えることはできないと考えられるが、ボトムアップとトップダウンでの授業との連結が必要であるという結論を得た。ボトムアップ的な授業に耐えられる学年は、教師が権威である小中校生くらいまでであり、これ以上の年齢では無理があるということになった。

また、現在の計算機教育においては、どの年齢でもおなじことから始めているということが指摘された。どの年齢に対しても、最初は、電源の入れ方や、フロッピーディスクの扱い方などを教える。他の義務教育の教科のように、学年ごとに継っていくような形にはなっていない。このことから、まずは、学年ごとに他の教科のようにどの程度までの知識が必要であるかなどの指針が必要であると考えられる。今までの情報処理教育のように、ある言語に習熟するとか、ある特定の機械に習熟するというより、これからは、コンピュータを使って情報の整理を行うためにはどうしたら良いかということを学べるようになることが重要でではないか。取捨選択を行うのは人間であるが、コンピュータを使って有効に、短時間で情報の整理を行うことができるようになり、これを最大限に利用することで道具としての幅を広げるという教育を小学校からある程度の学年(高校?)までで一貫した教育が必要である。

これに関してComputationからCommunicationの道具としてのコンピュータの教育に関して、現在、いろいろな問題があらわれている。たとえば、インターネットでの公開の問題、著作権の問題などの法律や、モラルをいつ教えるべきなのかということが挙げられる。また、これを教えるのは誰かという話題になった。

また、ソフトウェアの使い方の教え方の問題点は、用語の統一がされていないために、同じ事柄に対して様々な言い方があることである。さらに、マニュアルなどが分かりにくいというように言われているため、作家などの日本語の専門家にマニュアルをかいてもらうということが現実に起きている。

しかし、ユーザインターフェースがきちんと統一されているソフトウェアは、マニュアルがなくても分かりやすい。

小学生の時からコンピュータのインターフェースに慣れているならば、大学などでは道具としてのコンピュータ教育(コンピュータリテラシー)は必要ないと考えられる。低年齢の頃に、道具としての計算機教育を受け、その面白さやコンピュータへの興味をもっている学生を対象に、さらにプログラミングの教育を行うというように、段階をふんで、学生に教育することが可能となると考えられる。

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2-2. BOF#2

「情報ネットワークの教育利用」と題して 慶應義塾湘南藤沢中高等部 の田辺 則彦氏に発表していただいた。会の中では最も教育の現場で経験を積んでいる方であることから、貴重な意見がいただけた。

一般に、学校教育での情報化への対応として、コンピューテイング環境、ネットワーク環境、情報教育のカリキュラムなどが恵まれている環境はとても少ない。

慶應義塾湘南藤沢中高等部は極めて恵まれた環境でネットワーク、コンピュータが設置されている状態である。極めて恵まれた環境でネットワーク、コンピュータを教えるときの留意点について、まずお話をいただいた。この学校では、コンピュータネットワークを、自分から情報を発信する手立てとして使うということをモットーにしている。

ネットワーク利用の諸条件としては、情報の時間に情報倫理を教えるべきかということ、情報通信環境の整備と保守管理、使いやすいコンピュータがあること、情報通信環境の整備と保守管理というのがあげられた。

情報倫理に関しては、たとえば、非教育的なサイトが存在していることに関する教育方法としては、例えば、中学1年生に対し、WWWをアクセスする場合に、非教育的なサイトがあることを示し、ここは学校であるからということを説明するのみで、あとは、各自に道徳感を身に付けさせる。悪いことをしている子供を規則で追い廻すのではなく、ネットワークを上手に使っている子供のサポートをする方が重要であると考えるからである。

また、特に、学校での情報通信環境の整備と保守管理が、現在の教員に負担がかかっているという現実があり、教員側の知識や、ネットワークの複雑な知識が必要となる。しかし、これらの問題を教員側で対応できないことや、保守や整備を、一般の授業時間外にほぼボランティアとして行っているという状況である。教員の中でも、コンピュータを使うことはできる教員は17\%ほどであり、さらに、その全員がコンピュータを使った教育ができるとは限らないという問題がある。

現在の慶應義塾湘南藤沢中高等部では、目的をはっきりさせるというモットーから、電子メール、Web Page の作成、電子会議に始まり、Logo ではタートルグラフィクの前に、リスト処理を教える、S言語によるデータ解析を行うなど、ユニークな教育法を行っている。これは、受身ではない学習スタイルのモデルと言えるであろう。 今後、学習スタイルは受身ではなくなる必要があり、教師もかわらなければならないし、生徒もそれに合わせて変わるだろう。学習スタイルにも変格が求められる。今後の情報教育のためには、最適化されたコンピュータ(使いやすく、本当に欲しい情報をすぐに取りに行ける環境)の配置、先生方の意識を高めるという必要がある。

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2-3. BOF#3

「ネットワークを用いた学生とのコミュニケーション支援システム」という題について、大阪大学の西田 知博氏にお話いただいた。大阪大学でのコンピュータによる教育支援について、CAI教材的にコンピュータを使っている。メールや、WWWを使って、授業の補佐や、質問などの受け答えを行うようにしているというシステムについてのお話である。

大阪大学では、先生と学生の間のコミュニケーションを重視し、出来るだけ多くの学生に授業に食いついて欲しいというコンセプトで、コミュニケーション支援システムを大いに活用しているということである。 学生と先生の間のコミュニケーション支援、学生の自習補助、TAの補助を目的とした、電子メールとWWWを使った支援システムである。

講義ですべてをやり尽くせないので、講義後のやりとりが重要であることから、コミュニケーション支援システムでは、質問に来ない学生に対して、電子メールとWWWを使って質問をさせるという形をとっている。さらに、質問の多い事柄をWeb Page に反映させ、FAQ集として公開している。

この結果として、授業中に質問をしなさいといっても返事がないが、宿題として出すと、質問をするようになるという傾向がみられるという。 学生が主体的な学習をすすめるのに役立つかどうか。講義のまとめをWebで公開すると授業をきかなくなるという弊害がでてくる。このシステムは、学生にはとても親切なアプローチではあるが、しかし、どこまで親切に行う必要があるかなどについて討論された。

さらに、「コンピュータをいつから教育したほうがよいのか」という内容が討論された。 計算機教育で、言語を習う段階になったとき、大学生で言語を習うのはおそいのでは?という統一した意見が出された。

情報科学、計算機を専門としない一般の人達は、コンピュータを道具として使えればいいということで、それなりに使いこなしている場合もある。しかし、専門課程にはいり、プログラミング言語を学ぶということがはいって来たときに、プログラミングに対する嫌悪感が植え付けられると困るのである。

小さいうちからプログラミングの風にあたれる環境があればよいのではないかという意見、計算機、情報科学という分野は、数学、理科、国語といった一般科目ではなく、比較的、音楽、技術と同じような分野ではないだろうかという話もでた。

また、キーボードにはいつから慣れさせるべきかということについて討論がもちあがった。ここで興味深かったのは、母国語を身につける時期にうまくすると絶対音感がつくといわれているように、キーボードに馴染ませるならば、母国語を身につける時期、つまり幼児期がよいのではないかということから、楽器と同じように、小さいキーボード(子ども用)のがあるといいという意見がでた。

また、新たな範疇であるコンピュータに関するきちんとした知識(何歳でどういう知識を教えたらよいかなど)、小学生から、大学生までのコンピュータ教育、情報処理教育について、教育学、認知科学と照らし合わせ、体系化をおこなうようにする必要があるという意見がまとまった。

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2-4. BOF#4

「徳島大学における教育システムの研究・開発(日本語教育)」という題について、徳島大学の越智 洋司氏に発表していただいた。CAIのカテゴリの分け方などについて説明のあと、越智氏の作成したシステムである、外国人のための、文章中の漢字学習支援システムの話をしていただいた。

外国人にとっては、2年間で日本人と会話をする必要性があり、常用漢字を覚える必要がある。しかし、漢字は複雑であり、数が多く、日常生活に出て来る漢字に対応できないというのが現実である。字体の簡単な漢字に加えて、日常生活に密着した必要度の高い漢字を学ぶための、学習者個別の教育的ニーズを考慮した学習支援システムを作成した。

漢字のルビふりは、読みの変化(濁音、促音)を意識させるために、漢字の真上に表示する、マウスのクリックによる電子辞書とのリンク(読み、意味情報、関連熟語の提示)、色情報による熟語情報(新出漢字、未登録熟語)などの機能をもつ。また、個別学習支援としての機能は、学習者の取り込んだ文書中の漢字の履歴を取り、必要度に着目し、必要度の高い物にはルビをふらないというアプローチをとったシステムである。

このようなCAIシステムは、外国人留学生がコンピュータを使う能力があるという前提で作成されているために、日本語教育の教師が外国人の学生に対し、コンピュータリテラシーの教育からを行わねばならないという現実もある。

このようなCAIシステムが、日本人教師などからのニーズがあるにもかかわらず、あまり普及していない理由として、CAIが必要性よりも研究者の中の範疇でしかなく、利用者の立場になっていないからではないか。また、企業があまり力を入れていないということもあるという。 CAIシステムに、遊びの要素を入れることによってもっと普及するのではないかという意見がでた。

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2-5. BOF#5

最後の日のまとめでは、2日目までのBOFの内容を踏まえ、参加者からリクエストされた内容をまとめて「プログラムで表現することをどう教えるか?どの言語から入るべきか?」というテーマで、BOFを進めた。

2-5-1. 小中高生に対するコンピュータ教育

「プログラミングを教えるならば頭のやわらかいうちに」というのが大多数の意見であった。そこで、まず、「小学生、中学生に対するコンピュータ教育」ということに的を絞って話を進めた。小学生、中学生に対してカリキュラムに組まれた場合には、プログラミング言語の文法のつめこみ教育になってしまうのではないか、そうなるとつまらないものという印象を与えてしまうだろう。しかし、小、中学生にコンピュータを教えるときには、「プログラミング言語」を教えるという目的ではなく、言語はあくまでも道具であるということである。つまり、子供に「プログラミング言語」を特別に教える目的でなければ、「知的作業や論理的思考力をつける事」を目的とすべきであり、すぐに訂正結果が確認できて、感覚的にわかれば言語はなんでも良いということである。LOGO のように、結果を実感でき、自分で確かめ、直したのをすぐに確かめられることが大切である。という結論に達した。また、LOGOは、具体的な考えから、形式的な考えに発達していく事を考慮している言語であるので、初心者の大学生にコンピュータを教えるときにもLOGOは有効であろう。ということが話された。

2-5-2. 大学生に対するコンピュータ教育

まず、情報科学(という言葉の定義も正確ではないが)を専門とする学生とそうでない学生に対しての、情報教育をするときには内容が異なるであろうという話が持ち上がった。情報を専門としない学生に対して、プログラミング言語を教える必要はないのではないかという意見が多く出た。一般教養としてプログラミング言語を教える効果というのはそれほどないのではないかという観点からである。 特に、大学生は、プログラミング言語は難しいもの、つまらないものとして受け入れがちである。ものづくりはすてきであるという感覚をうけない理由は、専門課程において、プログラミングを遊びにする余裕がないからである。実は、情報を専門にしない学生のほうが、コンピュータを道具としてとらえて、簡単に使いこなしているという場合もある。 大学の専門コースにおいては、自分で選んで専門コースに来たのだから、多少難しくても良いだろう、必要なことは、一つの言語を学んだら、あとは独学で新規の言語を覚える能力を身に付けさせることである。 大学でコンピュータを専門としない学生に対する教育はどうするか。 プログラミングというのは、計算機勉強することになるので、これは、計算機を使う人には不要ではないか。 コンピュータを専門としないならば、それこそコンピュータリテラシーを教えればいいのであって、特定の言語は、必要とする時に覚えるのが本当は良いのである。 それよりも、プログラミング言語は人間が人間のために作ったものという事を、一般教養として、教えたらどうか。 アメリカの教科書のジョークのセンスを真似したいものだという話もあった。

2-5-3. これからのコンピュータ教育に必要なもの

とりとめのない議論が続いたが、そろそろ終盤に向けて、それでは、これからのコンピュータ教育をする側にとって、必要なものは何だろうというまとめにはいった。コンピュータを使っていく授業は、専門にしろ、一般教育にしろ、増えて行く一方である。そんな中で、共通して言えることは、「機能はそんなに高くなくて良い、軽くて、壊れず、安定した計算機が欲しい」ということであった。使う度に環境が異なってしまうようなコンピュータでは困るのである。余計な機能はついていない、安定した「教育用OS」なるものが欲しい、また、専門家の教育用には、計算機内部を容易に理解させる目的として、「単純で理解が容易な計算機が欲しい」ということであった。

また、Motivation をつけさせるという意味で、小学生のうちに、コンピュータの中身を見せたらどうだろうか。という意見がまとまった。たとえば、Web上で小中学生にコンピュータを紹介するページをつくる、つまり、物理現象の JAVA アプレットや、Virtual Computer Musiumのように、計算機研究者が行っている事をわかりやすく小中学生に伝える努力が必要なのではないか。

若手の会では、これらの提案をもとに、

  • Web 上で小中学生にコンピュータを紹介するページをつくる
  • 教育用 OS
  • 教育用 コンピュータ

がつくれたらよいのではないかという「夢」から、引続き、メーリングリストで、まず、教育用OSについて現実に考えて行こうという動きがある。

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3. おわりに

本年度は、多くのご賛助をいただき、さらにプログラミング・シンポジウムからも助成金をいただくことができましたので、参加費を非常にお安くすることができ、遠隔地からの参加者に対する交通費の支給も行うことが出来ました。例年、参加者が偏りがちで、社会人の方の参加が少なかったことがありますが、本年度は、(株)アスキー様や、共立出版様のご厚意で、雑誌などに参加募集要項を載せていただいたことや、広報活動を活発に行ったこともあり、例年に比べ、社会人を含め、多くの所属の方に参加していただくことができました。今回は、テーマの性格上、大学の助手の方が多く参加して下さいました。実際、若手の会の存在を知らない方が多く、今回の参加者の中にも、「今まで、こんな会があるなんて知りませんでした。」という方が多くいらっしゃいました。 来年度以降も、より多くの人に若手の会の存在を知ってもらい、遠隔地からの参加者に対しては、ある程度の金銭的補助を出すことによって、より多くの所属の方に参加してもらえることを期待したいと思います。

最後に、今年度の若手の会に参加して下さった方々の名簿を添付します(敬称略)。

:パネリスト、:特別参加者、:幹事

氏名     所属              備考

渡辺 俊雄   株式会社 アスキー         越智 洋司   徳島大学大学院工学研究科     矢農 正紀   早稲田大学大学院理工学専攻科 池田 茂    株式会社 応用技術総合研究所 斎藤 正武   青山学院大学理工学研究科 田辺 則彦   慶応義塾湘南藤沢中・高等部     戴 震原    電気通信大学電気通信研究科 西田 知博   大阪大学 情報処理教育センター   須田 宇宙   千葉工業大学工学部 河村 俊一   千葉工業大学工学部 山内 斉    電気通信大学情報システム学研究科 岩井 輝男   慶應義塾大学大学院理工学研究科 宇治 玲子   慶應義塾大学SFC研究所  室野園 薫子 情報処理学会音楽情報科学研究会 坂本 巨樹   早稲田大学二村研究室 小出 洋    日本原子力研究所         楯岡 孝道   電気通信大学           中村 嘉志   電気通信大学           ◯◎ 筧 一彦    早稲田大学            川本 史生   早稲田大学            吉池 久夫   慶應義塾大学           山口 文彦   慶應義塾大学           田中 詠子   慶應義塾大学           

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